北京市の病院は空前の出産ブーム、妊婦数が6割増加―中国紙

Record China    2011年5月2日(月) 16時17分

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29日、北京市の各病院で出産が急増している。北京大学付属医院では深夜のわずか3時間で9人の子供が生まれ、過去最多記録となった。写真は北京市のある産科医院。

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2011年4月29日、北京晩報によれば、北京市の各病院で出産が急増している。北京大学付属医院では深夜のわずか3時間で9人の子供が生まれ、過去最多記録となった。

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産婦人科は北京市の病院で現在、最も多忙な診療科となっている。今年3月、北京婦産医院で初診を受けた妊婦は1300人で、単月で通常比800人増の6割増となり、出産数も2008年の最多記録を2割以上も上回った。北京大学付属病院などでも軒並み出産数が増えている。

北京婦産医院のある看護婦は、ひと晩に7〜8人の子供が生まれるのが日常的な状態になっていると話し、「毎日出勤するたびに今日はどれほど忙しくなるのだろう」と怖じ気づくほどだと語る。最多記録ではわずか1日で20人が出産しており、看護婦は休日を返上して対応にあたっているという。ベッド数も不足傾向にあり、職員の控室や実習室、検査室を急きょ病室としたり、婦人科病棟などからベッドを転用する、1人部屋を2人用にするなどの措置が取られているが、この状況は今後数カ月は続くと見られている。

出産が急増している背景には、1980年代に生まれた「80後」世代が出産適齢期に入ったことや1970年代に生まれた「70後」世代が出産を急いでいることと、他都市出身者が北京で出産するケースが増えたことがあると、記事は指摘している。あるデータでは、北京で出産する産婦の半数以上は市内に住民票を置いていない。(翻訳・編集/岡田)

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