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福建省厦門市の海域の、広い範囲にわたって赤潮が発生した。冬に赤潮が発生するのは極めて異例なことだという。今年の冬が例年に比べて暖かいことと関係があるのかもしれない。
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2007年1月16日、福建省厦門(あもい)市の高崎から五縁湾までの数十平方キロにわたる海域で、赤潮が発生した。厦門市の海洋漁業局の洪栄標(ホンロンビャオ)博士の話によると、赤潮が発生するのは環境が汚染され海底にヘドロが堆積、水域環境が富栄養化になり、プランクトン類が異常繁殖するためだという。
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しかし本来ならば毎年5月ごろ起こるこの現象が、今回は冬に起こっているのは極めて異例なことだそうだ。数日のうちにこの赤潮は消えると予想されているが、具体的な時間に関しては気候次第だという。洪博士は今回の赤潮の原因は、今年が暖冬であることと関係があるのではないかと述べている。