<調査>大学生のキリスト教信者が急増中、「宗教に興味」も65.5%―中国

Record China    2011年4月26日(火) 18時20分

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25日、中国の大学生の間でキリスト教信者が急増していることが分かった。写真は北京の西什庫教会。

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2011年4月25日、中国の大学生の間でキリスト教信者が急増していることが分かった。人民網が伝えた。

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記事によると、大学生の宗教信者は合わせて1.85%。割合で見ると少数だが、近年、上昇傾向が続いている。特に増加の勢いが強いのがキリスト教信者。このほか、一部の宗教は組織化、ネットワーク化が進んでおり、強い統率力を持っている。

大学生に信仰について聞いたアンケートによると、「宗教に興味を持っている」は65.5%。「現在は信仰していないが、今後信仰する可能性」は「ある」が12.6%、「何とも言えない」が52.1%だった。「宗教の経典を理解しているか」については「1度も見たことがない」が56.94%、「まあまあ理解している」は34.08%、「かなり理解している」は5.31%。勧誘は「良く受ける」が2.4%、「たまに受ける」は23.9%に上った。大学生の宗教信者のうち「家族の中に信者がいる」割合は45.13%、そのうち「小学生から信者」という人も59%に上った。

大学生の信者が急増している原因について、記事は政治と社会の要素が入り混じっていると指摘。中国は改革発展の重要な時期に差し掛かっており、価値観や道徳観なども大きく変わって来た。世知辛い世の中でも宗教は常に「善」を説き、人間関係からは得られない寛容と慈悲、公正を与えてくれる。こうした安心感や帰属感こそが、現代の大学生が最も必要としているものなのだろう。(翻訳・編集/NN)

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