北海道のナマコが中国で人気、だが原発事故の風評被害の懸念も―香港メディア

Record China    2011年4月26日(火) 12時9分

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24日、高い経済成長の続く中国で、日本の北海道産ナマコが高級食材として注目されているが、原発事故の影響から日本の水産物全体のイメージダウンが懸念されている。写真は上海の日本料理店。

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2011年4月23日、高い経済成長の続く中国で、日本の北海道産ナマコが高級食材として人気となっているが、原発事故の影響による風評被害などで日本の水産物全体のイメージダウンが懸念されている。香港メディア・中国評論新聞社が伝えた。

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2000年頃から中国の富裕層を中心としてナマコの需要が高まり、北海道産ナマコに人気が集中。中国には年200〜300トンが輸出され、漁獲高も価格も上昇を続けている。しかし、需要が高まったことで乱獲が相次ぎ、漁獲高は2007年の2835トンをピークに、2008年は2761トン、2009年は2531トンと減少。禁漁期間の設定や漁獲量の制限が必要なほどとなっていたが、そこに東日本大震災、福島第1原子力発電所の事故が起きた。

北海道の漁業協同組合関係者は、中国での需要増によりナマコ漁に加わる漁民が増えていたが、原発事故の影響で日本産の海産物価格が大幅に下がるのではないかと懸念の声を上げている。地震による津波のナマコ漁への影響は確認されていないが、イメージダウンが最も大きな不安材料になっているという。(翻訳・編集/岡田)

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