新生ボルボが上海でコンセプトカー発表、古いイメージからの脱却図る―英メディア

Record China    2011年4月23日(土) 5時18分

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20日、英メディアは、新生ボルボカーズが新たに打ち出したコンセプトカー「コンセプトユニバース(中国名:天地)」で、従来の時代遅れのイメージから抜け出そうとしていると報じた。写真は19日の上海モーターショーでお披露目された「コンセプトユニバース」。

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2011年4月20日、英フィナンシャル・タイムズの中国語版ウェブサイトは、新生ボルボカーズが上海モーターショーで初公開したコンセプトカー「コンセプトユニバース(中国名:天地)」で、従来の時代遅れのイメージから抜け出そうとしていると報じた。以下はその内容。

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このコンセプトカーは中国の消費者にアピールするため、従来のボルボ車より大きく豪華で洗練されたデザインとなっている。世間はこの車の発表を心待ちにしていた。昨年ボルボカーズを買収した中国の自動車メーカー・吉利(ジーリー)を傘下に持つ浙江吉利ホールディングスとの経営上の関係を“芋づる式”に垣間見ることができると思ったからだ。

新生ボルボのステファン・ジャコビー社長兼CEOは「コンセプトユニバースに吉利は全く口をはさんでいない。両社はそれぞれ完全に独立している」と話す。同CEOは自らが吉利の李書福(リー・シューフー)総裁に報告する義務はないとした上で、李総裁が「ボルボ経営陣との意見が異なっても、ボルボの判断を尊重する」との考えを持っていることを明かした。

ボルボ経営陣はコンセプトユニバースの最大の売りを「流れるようなライン」としたが、「ボルボはもう安全性を重視しなくなったのか」との問いが投げかけられると、「安全性は依然として中心的な能力だ。だが、我々はこの車をストレートに安全な車として売り出すことはしないだろう」と述べた。

さらに、「中国の雇い主はどうか?」と聞かれると怒りを露わにしながら、「今まで通りだ。私は相変わらずYシャツを着ているし、毎朝ひげを剃っている。いまだに中国語も話せない」と答え、吉利については「自動車業界に対する理解が深い。投資回収面ではプライベートエクイティ(PE)よりよほど根気がある」と評価した。(翻訳・編集/NN)



   

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