2011年4月14日、香港の衛星テレビ局フェニックステレビ(電子版)は西スポーツ紙・アスの報道を引用し、中国首脳陣が自国のサッカー界に高い関心を示しており、そのレベル向上を強く望んでいると報じた。

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昨年8月、スペインのサパテーロ首相と中国の温家宝首相が会談した折、温首相は両国のサッカー界における積極的な交流促進を申し出たという。具体的には、今年11月に両国代表チームによる親善試合を行い、また、今後も毎年継続して開催したいとの内容だった。サパテーロ首相も「前向きに検討したい」と快諾したという。

これはもちろん、温首相の個人的な趣味などではない。中国上層部の多くは、サッカー界の向上に心を砕いているという。習近平(シー・ジンピン)国家副主席は09年、あるドイツ企業を訪問した際、「中国には一流のサッカーファンと、全世界の注目に値するサッカー市場がある。北京五輪が成功裏に終わり、中国はひとつの決心をした。多くのスポーツ競技で金メダルを獲得できる実力を持つわが国だから、サッカーでも是非それを実現したいということだ」と熱意を語っている。(翻訳・編集/愛玉)