東日本大震災が中国の対外貿易に及ぼす影響が顕著に―SP華字紙

Record China    2011年4月13日(水) 11時43分

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12日、中国の興業銀行は最新のレポートで、東日本大震災が中国の対外貿易に与えた影響はすでに現れており、今後3〜6カ月でさらに顕著になるとの見方を示した。写真は先月31日、日本向けに「切りごぼう」を急ピッチで製造する江蘇省連雲港の工場。

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2011年4月12日、中国の福建省に本部を置く興業銀行は最新のレポートで、東日本大震災が中国の対外貿易に与えた影響はすでに現れており、今後3〜6カ月でさらに顕著になるとの見方を示した。シンガポール華字紙・聯合早報(電子版)が伝えた。

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レポートによれば、中国の3月の対日輸出は前年同期比37.4%増に達し、2001年3月以来最高を記録した。輸入に関しては、国別で日本からの輸入が前年同期より減少したほか、成長率も直近16カ月で最も低い数値を記録した。同銀行の魯政委(ルー・ジョンウェイ)シニアエコノミストは「震災の影響による物資不足で日本への輸出が大幅に増加したことで、輸出全体を底上げした」と指摘した。

中国税関が10日に発表した統計によると、3月の輸出は前年同期比35.8%増、輸入は同27.3%増だった。貿易収支は1億4000万ドルの黒字。一方、経済協力開発機構(OECD)は中国経済の成長速度は減速すると指摘。今年の経済成長の目標は8%だが、2011年〜2015年は7%程度になるとの予測を示している。(翻訳・編集/NN)

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