2011年4月6日、米非営利消費者組織コンシューマーズ・ユニオンは、同組織が発行している月刊誌コンシューマー・レポートを、創立以来初となる北米以外の地域での発行を検討していることを明らかにした。候補地として中国やラテンアメリカが挙げられている。英紙フィナンシャル・タイムズの中国語版ウェブサイトが伝えた。

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コンシューマー・レポートは発行部数の80％が米国で流通しているが、同組織の出版業務部門のジェリー・シュタインブリンク氏は「我々はこれまで世界レベルでの読者を対象としてこなかったが、今後の発展プランの中に中国が組み込まれることに疑いの余地はない」と語った。

中国は製品の安全性などで何かと問題が多いが、中産階級の支出能力も日増しに高まっている。同氏は「中国は製品の安全性や使用方法に関する情報が必要な社会であるが、これらの情報が遮断されている」とし、中国への進出の必要性について指摘している。（翻訳・編集/HA）