両陛下をコントでパロディ、国家通訊傳播委が介入=懲罰の可能性も―台湾

Record China    2011年4月8日(金) 12時30分

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7日、天皇皇后両陛下をコントでパロディ化したバラエティ番組「全民最大党」について、国家通訊傳播委員会(NCC)が懲罰措置も含めた処分の決定を進めている。写真は2010年9月、「全民最大党」放映2000回を記念した祝賀会。

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2011年4月7日、天皇皇后両陛下をコントでパロディ化したバラエティ番組「全民最大党」について、台湾の通信・放送事業を監督する行政機構・国家通訊傳播委員会(NCC)が懲罰措置も含めた処分の決定を進めている。中央社が伝えた。

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台湾のテレビ局・中天電視(CtiTV)の人気バラエティ番組「全民最大党」は先月31日、東日本大震災の被災者を慰問する両陛下のご様子をパロディにしたコントを放送。動画共有サイト・ユーチューブに投稿された同場面を見た日本の閲覧者などから抗議が殺到し、番組プロデューサーは5日付で、ネット上に日本語と中国語の謝罪文を発表している。

国家通訊傳播委員会の陳正倉副主任委員は7日、この放送内容が「台湾の国際的イメージを傷つけた疑いがある」として、行政指導に乗り出したことを明らかにした。

陳副主任委員によると、台湾の「衛星広播電視法」では、青少年の心身に対する不健全な影響を与える放送内容についての懲罰を規定しているため、今回の番組について国際的イメージを理由に処分を下すのは難しいという。しかしNCCでは、台湾の一般視聴者からクレームが届いたことも重視しており、中天電視側に詳しい説明を求める文書をすでに送っている。この結果、もし番組内容について厳重性が認められた場合はNCCの諮詢委員会に送り、専門家や民間団体代表者から組織された委員会も審議に加わって懲罰措置について決定するという。

「全民最大党」製作側は今回の騒動について、5日に謝罪文を発表後はすべての発言権を中天電視に委ねている。さらに中天電視では7日、NCCの発表について、「われわれはすでに正式な謝罪文で心からの謝意を示している。この件に関して、現時点ではお答えできることはない」とコメントしている。(翻訳・編集/Mathilda)

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