日本からの鉄スクラップ買い付けを停止か=放射能汚染を懸念―中国

Record China    2011年4月7日(木) 10時50分

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4日、中国金属情報サイト・聯合金属網は、中国のバイヤーが日本への鉄スクラップ発注を停止。また既存貨物の受け取りを拒否したと報じた。写真は江西省南昌市の闇工場。廃材の鉄筋をリサイクルしている。

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2011年4月4日、中国金属情報サイト・聯合金属網は、中国のバイヤーが日本への鉄スクラップ発注を停止。また既存貨物の受け取りを拒否したと報じた。5日、香港紙・文匯報が報じた。ただし実際に発注停止の動きが広がっているのか、まだ確認はできていないという。以下はその抄訳。

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発注停止は福島原発の放射性物質漏出事故を懸念してのもの。日本は米国に次ぐ世界2位の鉄スクラップ輸出国で、昨年は647万トンを輸出した。中国市場に占めるシェアは42%に達している。業界関係者は中国のバイヤーは輸入元を日本から欧州、米国に切り替える可能性があると指摘している。

東日本大震災の影響で輸出が一時中止したこともあり、日本の鉄スクラップ価格は急落している。日本のある鋼材工場の買い取り価格は3月11日以来11%下落したという。福島原発の放射性汚染問題は過大に報道されているとの批判はあるものの、このまま事態が悪化すれば、放射能パニックは化粧品、日本旅行、製造業などにも影響する可能性があると見られている。(翻訳・編集/KT)

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