中国ブランドの直面する問題、知名度や創造力の低さ―香港メディア

Record China    2011年4月5日(火) 12時33分

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2日、香港のニュースサイトは「中国ブランドの苦境」と題する記事を掲載し、中国経済は低コストの製造能力によって成長を続けてきたが、一方で世界の万人を魅了する国際的ブランドに欠けていると報じた。写真は11年3月、第19回中国国際服装博覧会の会場。

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2011年4月2日、香港のニュースサイト、アジアタイムズ・オンラインは「中国ブランドの苦境」と題する記事を掲載し、中国経済は低コストの製造能力によって成長を続けてきたが、一方で世界の万人を魅了する国際的ブランドに欠けていると報じた。3日付で環球網が伝えた。以下はその要約。

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中国経済の成長の多くは、低コストの製造業に依存しており、消費者を魅了する製品の創造力によるものではない。中国企業が自社ブランドではなく、他国企業のOEM(請負生産)を続けることにはリスクが存在する。コスト削減に限界が来て、コスト面の魅力を追求できなくなった場合には、中国経済の成長はストップする可能性がある。

アジア市場研究のある専門家は、「独自ブランドを発展させることはアジアの大型企業、特に中国企業の未来にとって重要な一歩となる」と説く。

中国の製造業と米国の日常消耗品業界は、今や切っても切れない密接な関係になっているが、この専門家は「大多数の中国ブランドは、国外での知名度獲得に成功していない」とし、「米国各地の商業施設内は“メイド・イン・チャイナ”であふれかえっているが、消費者は必ずしもそれを認知していない」と指摘する。

西側諸国の消費者にとって、“メイド・イン・チャイナ”の代表的なイメージの1つは「低品質・粗悪品」であり、現在に至っても、強大な中国オリジナルブランドはまだ出現していない。しかし、やがてアジアあるいは中国の時代が訪れるのは確実。今後、欧米企業が中国企業との価格競争でなく、ブランド創出能力と競争するのを嫌がるようになるだろうと記事は予測している。(翻訳・編集/HA)

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