川底から約1万年前の象の化石を発見―北京市昌平区

Record China    2011年4月5日(火) 13時35分

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2日、北京市郊外の昌平区で約1万年前の象の化石が発見された。写真は化石を鑑定する専門家。

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2011年4月2日、北京市郊外の昌平区で約1万年前の象の化石が発見された。3日付で法制晩報が伝えた。

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記事によると、2日午後、地元住民の李(リー)さんが同区を流れる北運河で川底の砂利をすくっていたところ、動物の骨のようなものを4本見つけた。最も大きいものは長さ50数センチ、太さ10数センチで、保存状態は良好だった。

これを中国科学院古脊椎動物・古人類研究所で鑑定したところ、3日、約1万年前の大人の象の化石であることが分かった。同研究所によると、化石は「古菱歯象化石」で、体重は3〜4トン。現在のアジア象より大きいという。

化石が川底から見つかった理由については、川辺で水を飲んでいる最中に足を滑らせ川に落ちたものとみられる。専門家は、水の流れが速いことから、全身の化石が見つかる可能性は低いとみている。

「古菱歯象」は北京周辺に広く生息していたが、約1万年前に突然姿を消した。今回の発見はその活動範囲や環境の変化などを研究する上で大きな意義を持つとされている。「古菱歯象化石」はこれまで、北京郊外の房山区、海淀区、通州区でも発見されている。(翻訳・編集/NN)

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