中国経済、米より100年遅れの面も=GDP2位になった中国の真実―国家統計局長

Record China    2011年3月30日(水) 22時32分

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29日、中国経済週刊は記事「国家統計局局長が明かす本当の中国事情=ある面では米国よりも100年遅れ」を掲載した。世界2位の経済大国となった中国だが、経済の質の面ではまだ多くの問題を抱えているという。写真は中国の製鉄工場。

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2011年3月29日、中国経済週刊は記事「国家統計局局長が明かす本当の中国事情=ある面では米国よりも100年遅れ」を掲載した。以下はその抄訳。

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中国国家統計局の馬建堂(マー・ジエンタン)局長は、先日、人民日報に論説を投稿。「世界経済における中国の地位を全面的に理解して欲しい」と訴えた。そこで取り上げられたのは2009年における産業人口構成比。

第一次産業38%、第二次産業28%、第三次産業34%という数値だが、第一次産業、第二次産業の高さが際だつ。第二次産業の比率はなんと1870〜1910年代の米国並みだという。第三次産業の比率も先進国の約半分という低さにとどまっている。

昨年、中国は日本を抜き、GDP世界2位の経済大国となった。基本的な衣食住を満足させるためには経済規模を拡大することは重要であるが、今後の問題は経済の質をいかに担保するかだと馬局長は主張している。

現在の中国は技術レベルが低い労働力を提供している段階で、ハイレベルな製品はまだ輸入に頼っている。また人口が多く、石油や水などの一人当たり資源埋蔵量は世界平均を下回っていることを考えても、労働生産性、資源利用効率を上げていくしかないと強調し、日本の成功をモデルとするべきだと語った。(翻訳・編集/KT)

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