東京紫金草合唱団、大震災でメンバーの被災も10年目の中国コンサートを敢行―中国

Record China    2011年3月27日(日) 21時36分

拡大

26日、南京理工大学に再び日本の東京紫金草合唱団66人の歌声が響いた。東日本大震災に見舞われても日程をキャンセルすることなく、この日10年目の中国コンサートを敢行した。写真は同校キャンパスに咲く紫金草。

(1 / 4 枚)

2011年3月26日、南京理工大学に再び日本の東京紫金草合唱団66人の歌声が響いた。東日本大震災に見舞われても日程をキャンセルすることなく、この日10年目の中国コンサートを敢行した。中国新聞網が伝えた。

その他の写真

戦時中、日本軍の衛生材料廠の廠長だった山口誠太郎氏が紫金草(和名:オオアラセイトウ)の種を日本に持ち帰り、戦後、反戦と平和の祈りを込めて日本各地に広めた。作詞家の大門高子さんが合唱朗読構成「紫金草物語」を作り、合唱団は10年に渡り北京や上海、南京を訪問してきた。南京大虐殺記念館には紫金草・平和の花園を寄贈した。大門さんは「地震と津波が起きた後、合唱団の中には被災した人もいました。予定の人数よりは減ってしまいましたが、万難を排して予定通り南京に参りました。これからも一緒に平和を守りましょう」と述べた。

仙台から参加した岡村朋子さんは、40人以上の団員が訪中をキャンセルすることになったと明かした。また、前述の山口誠太郎氏の子孫にあたる88歳の山口さんも参加した。この東京紫金草合唱団は全国の公務員、教師、医師や定年退職者等で組織され、平均年齢は60歳を超える。(翻訳・編集/中原)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携