独製薬会社、ジェネリック薬品本部を北京に移転=中国など新興国市場戦略に注力―中国紙

Record China    2011年3月28日(月) 7時40分

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24日、ドイツの製薬会社・バイエルの中国子会社は、同社がジェネリック薬品の世界本部を6月に北京に移転することを明らかにした。写真は江蘇省医学会。

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2011年3月24日、ドイツの製薬会社・バイエルの中国子会社は、同社がジェネリック薬品の世界本部を6月に北京に移転し、世界3大医薬品市場に成長した中国での販売にさらに注力することを明らかにした。25日付で第一財経日報が伝えた。

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これは外資系製薬会社が中国国内に本部を移転する初めてのケース。同社は中国での今後のマーケティング戦略に関し、北京、上海成都を中心に北部、南部、中部の三大市場をそれぞれ攻略していくと発表。同社は現在、中国に進出している外資系製薬会社の中で第3位の規模を誇っており、その売上高の構成は北部45%、南部%、中西部20%となっている。中でも中西部の成長率は他の2倍以上の伸びを示しているという。

バイエル中国の李希烈(リー・シーリエ)総裁は「バイエルは今年、中国市場での成長戦略を全面的に見直す。中国市場をリードする地位を今後数年間にわたって保つため、バランスのとれた業務体制を確立し、健全なネットワークを構築していく」と語った。

中国医薬品市場全体の規模は、09年で250億ドル。13年には800億ドル、20年には2200億ドルに達し、世界の医薬品市場の29%を占めるとの見通しもあり、同社は中心となる大都市だけでなく中小都市も含めて販売担当者を30%増員し、新興市場を攻略していく方針を打ち出している。(翻訳・編集/HA)

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