2011年3月25日までに、広汽集団傘下でSUVを生産する広州長豊は、2010年の財務報告書を公表した。売り上げは前年同期比27．04％増の61億9800万元で、グループ全体の純利益は同451．98％増の1億5500万元に上った。1株あたりの利益（EPS）は同500％増の0．3元となった。中国の各メディアが伝えた。

報告書によれば、売り上げに最も貢献したのは西北地区で、全体の3分の1を占める同53．7％増の19億8000万元だった。続いて華北地区が同5．32％増の約12億元、華中地区が同18．59％増の約7億5000万元だった。特に西北地区が好調だった理由についてアナリストは、SUVが西北地区の環境に適しているためだろうと分析している。

また同社は、2011年の目標について販売台数4万7000台、売り上げ60億6900万元を目指すと宣言。間もなく同社初のセダン「CP2」が発売される見通しで、年間5万台の生産を予定する。このほか、技術開発や設備投資に2億2000万元を投じる計画を明らかにしている。（翻訳・編集/JX）