<中国人が見た日本>原子炉を守るためなら命も惜しまず、これが日本人の「武士道精神」

Record China    2011年3月24日(木) 6時34分

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21日、未曽有の大震災に見舞われながら、「自分より他人」を貫く日本人の姿に感動したという香港文化交流基金会の江素恵主席が、「日本人の精神」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は18日、福島第1原発3号機に放水した自衛隊など。

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2011年3月21日、未曽有の大震災に見舞われながら、「自分より他人」を貫く日本人の姿に感動したという香港文化交流基金会の江素恵(ジアン・スーホイ)主席が、「日本人の精神」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。

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福島第1原発を救うため、50人の決死隊が集められた。最悪の場合は命を落とすかもしれない。彼らはそれでも日本、そして太平洋地域全体を放射能の脅威から守るため、危険な作業に立ち向かった。正義のためなら命を投げ出すことも惜しまない。まるで「忠臣蔵」の四十七士のようだ。その武士道精神の素晴らしさに世界中が尊敬の念を抱いている。

日本人は我慢強い。そこに武士道精神が加わり、独特の個性を作り出している。大地震、津波、放射能漏れと災難が続いても、日本人は悲しみを心の奥深くにしまい込み、落ち着きを保った。海外メディアはその様子を「泣くことが出来ない日本人」と表現した。だが、日本人も泣くという本能は持っている。ただ、幼いころから「人様に迷惑をかけないよう」叩き込まれているのだ。

例えば、どんなに悲しくても人目をはばからず大声で泣き叫ぶのは「迷惑行為」にあたると思っている。だから、ぐっと涙をこらえてひたすら我慢するのだ。日本人はこうして、どんな困難にも涙を見せず黙々と立ち向かってきた。第2次大戦で原爆を落とされるという凄惨な体験をしながらも、見事に復興を果たした。だから、今回も彼ら大和民族はきっと力強く立ち上がるに違いない。

日本は世界で唯一の被爆国だ。福島原発の事故は第2次大戦の辛い思い出を蘇らせたことだろう。赤穂浪士の精神は100年経っても日本人の中に生き続けている。命がけで忠誠を尽くすのが日本人なのだ。今はただ、50人の決死隊の無事を祈るだけである。(翻訳・編集/NN)

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