<広州アジア大会>男子体操で得点改ざんが判明、中国人審判を提訴―国際体操連盟

Record China    2011年3月18日(金) 16時10分

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16日、中国・広東省広州市で2010年11月に開催された「2010年アジア競技大会」の男子体操競技で審判による得点操作が行われていたことが分かった。写真はこれによって金メダル獲得となった中国の張成龍選手と、同率1位の韓国の金洙眠選手。

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2011年3月16日、中国・広東省広州市で2010年11月に開催された「2010年アジア競技大会」の男子体操競技で審判による得点操作が行われていたことが分かった。米華字ニュースサイト・多維新聞(DWnews)が伝えた。

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問題の競技は2010年11月16日に行われた体操男子ゆか決勝。韓国の金洙眠(キム・スミョン)と中国の張成龍(ジャン・チョンロン)が15.400の同得点で1位となった。しかし、審判員のうち、Dスコア(演技価値点)を担当していた中国の邵斌(シャオ・ビン)氏が、張選手の演技終了後、他審判に無許可で自身の権限外のEスコア(実施点)の点数を改ざんして、先に演技を終え得点が確定していた金選手と同点に並べた疑い。

国際体操連盟(FIG)は16日、本人が改ざんの事実を認めたとし、「受け入れがたい行為」としてこれを連盟内の懲罰委員会に提訴したと発表した。中国国家体育総局体操センターの羅超毅(ルオ・チャオイー)主任もこの事実についてすでに確認済みだという。

邵氏は08年の北京五輪でも体操競技の審判を務め、かつて上海体育学院の優秀青年教師、上海市人材育成賞などを受賞している。

なお、同大会で中国は199個の金メダルを獲得。体操競技では男女合わせて14種目のうち13種目を制している。(翻訳・編集/愛玉)

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