中国政府が核関連施設の安全検査を指示、新たな原発建設も一時凍結―中国

Record China    2011年3月17日(木) 23時27分

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16日、中国の温家宝首相は国務院(政府)の常務会議を開き、新たな原発建設計画の審査・承認を一時停止することなどを決定した。写真は16日、山東省青島市。福島第1原発の放射能漏れ事故を受け、市は「影響なし」とする緊急メールを市民に一斉送信した。

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2011年3月16日、福島第1原発の放射能漏れ事故を受け、中国の温家宝(ウェン・ジアバオ)首相は国務院(政府)の常務会議を開き、新たな原発建設計画の審査・承認を一時停止することなどを決定した。中国広播網が伝えた。

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会議で決定した内容は主に(1)中国国内の核関連施設に対する全面的な安全検査を直ちに行うこと(2)稼働中の核関連施設の安全管理を強化すること(3)建設中の原発に対し、最先端の基準に照らし合わせて全面的な安全審査を行う、基準に満たない場合は直ちに建設を中止すること(4)新たな原発建設計画の審査・承認を一時的に停止すること―の4点。

会議ではまた、放射能汚染に対する監視を引き続き強化することや、リアルタイムで放射性物質の計測結果を公表すること、日本側との連携を密にして重篤な被災地にいる中国人をできるだけ早く安全な場所に避難させることも求められた。(翻訳・編集/NN)

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