<東北関東大地震>救援活動めざした中国民間人一行、被曝懸念から被災地入り不許可に―中国紙

Record China    2011年3月16日(水) 21時19分

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14日、福島第一原子力発電所で2回目の爆発が発生したことにより、仙台市で救援活動を計画していた中国人慈善家・陳光標氏一行が被災地入りをあきらめ東京に引き返した。写真は陳光標氏。

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2011年3月14日、福島第一原子力発電所で2回目の爆発が発生したことにより、仙台市で救援活動を計画していた中国人慈善家・陳光標(チェン・グアンビャオ)氏一行が仙台到着前に福島県で足止めされ、仙台入りをあきらめ東京に引き返した。15日付で新快報が伝えた。

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記事によると、13日午後から14日明け方にかけて、陳氏一行は渋滞のため福島県で足止めされ、その後福島第一原子力発電所3号機の爆発で被災地入りをあきらめざるを得なくなったという。一行はレンタルした8台の車両の清算を済ませ、救援物資を福島圏内の各避難所などに渡して、東京へ戻った。同氏は、当時一行の所在地は40キロ圏外で放射能の心配はなかったが、福島県当局が仙台入りの取りやめを勧告したため仕方がなかった、と話した。

陳氏によると、今回かかった費用は170万元(約2090万円)。しかし同氏は費用が問題ではなく、被災地周辺の劣悪な状況により救援活動を実行できなかったことが残念だった、と心情を吐露した。さらに、「東京に戻っても、私たちに何ができるかまだわからない。中国政府の救援部隊なら軍用機で仙台まで飛べるが私たちには仙台に行く方法がない。何もできないのなら、帰国するしかない」と述べた。

13人から成る一行は、すべて陳氏の経営する会社の社員で、救援活動の専門家はいない。(翻訳・編集/津野尾)

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