「まるで無声映画」、大震災でも秩序を崩さない日本人に喝采―中国紙

Record China    2011年3月16日(水) 0時36分

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14日、中国紙は、大震災に遭っても秩序正しい日本人の姿に驚く中国人たちの声を紹介した。写真は地震発生後の東京。

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2011年3月14日、中国紙・広州日報は、大震災に遭っても秩序正しい日本人の姿に驚く中国人たちの声を紹介した。

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「まるで無声映画を見ているようだった」―。これはマイクロブログで報告された在日中国人の目撃談。「東京。電車が不通となり、徒歩で帰宅する数百万人の人々。みな黙々と列をなし、ひたすら前を目指す。怒鳴り声など聞こえない。自分は車だったが、誰もクラクションを鳴らしていなかった」と日本人の冷静さに舌を巻く。

「数百人が広場に避難した。タバコを吸う人はいない。係員が走り回って毛布、お湯、ビスケットなどを配る。すべての男性が女性を助けていた。3時間後、その場は解散となったが、地面にはゴミ1つ落ちていなかった」

日本人はむやみに自分の悲しみを表に出さない。他人に心配させたくないからだ。家族や友人を失っても、大声で泣きわめかない。突然襲ってきた深い悲しみをただひたすら黙って受け止める。助けてもらったら、「ありがとう」の代わりに「すみません」という人が多い。これは「迷惑をかけて申し訳ない」という気持ちの表れだ。

「人様に迷惑をかけない」。大震災のような生死に関わる状況下でも、日本人は秩序を崩さない。被災者という立場にあって、個人は集団から離れず、集団も個人を守る。規律を守ることこそが集団の利益を維持する最良の手段であると知っているのだ。「日本人が見せた冷静と団結は震災の恐怖を和らげてくれた」とある中国人は絶賛していた。(翻訳・編集/NN)

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