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2006年は、物乞い延べ70万人を保護したと記者会見で発表する中国民政部李立国副部長。
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2007年1月11日、中国民政部の李立国副部長はこの日の記者会見で、昨年1年間に保護した都市部の「物乞い」が延べ70万人余り、うち子供が10万人以上を占めていたことを明らかにした。
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農村部から都市部に出稼ぎに来て、短期の建設工事などに従事した後、仕事にあぶれてしまい「物乞い」になるケースが多い。親が仕事を失ったことで、多くの子供が「物乞い」で忍んでいる現状がある。経済発展の影で、貧富の差は毎年拡大しており、日本のホームレス問題より数段深刻な事態で、手厚い社会福祉制度の導入が求められている。