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2月26日、英紙は「中国製ジーンズ=激安の時代は終わりを迎えようとしている」と題した記事を掲載した。写真は南京にある洋服の卸売市場。
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2011年2月26日、英紙デイリー・テレグラフは「中国製ジーンズ=激安の時代は終わりを迎えようとしている」と題した記事を掲載した。3月2日付で環球時報が伝えた。
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閑散とした工場に山と積まれたジーンズの山。魏暁凰(ウェイ・シャオフォン)さん(24)は傍らでただ呆然と座り込んでいる。中国の工場が安い商品を生産する時代はもう戻ってこない。この工場は何年も前から、他の数千の工場とともに英国向けの安い洋服を生産してきた。1本10ポンド(約1330円)もしないジーンズや1着3ポンド(約400円)のTシャツなど…。
だが、今はすべてがストップした。魏さんの工場も今は西側からの注文に一切応えていない。「相変わらず注文は来ますが、どの工場も受けていません。作るだけ損をしますから。外国人は適正な価格を言ってきません」と憤慨する。「世界のジーンズの都」と呼ばれる広州・新塘鎮には5000軒のジーンズ工場があった。ここでジーンズの生産が始まったのは30年前。それから世界各国は安い労働力の恩恵を存分に受けてきた。
現在残っている工場はわずか17軒だ。ベトナムや東南アジアへのシフトを進める動きも見られるが、ハード面でも規模でも中国にかなう国はない。「アパレル企業は『使い捨ての洋服』の時代は終わったということを悟るべきだ」と香港のジーンズ専門家。「彼らは長い間、中国の生産ラインを搾取してきた。今はそのツケが回ってきたのだ」と指摘した。(翻訳・編集/NN)
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