中国の温首相がネットユーザーと交流、「民生重視」をアピール―米華字メディア

Record China    2011年2月28日(月) 15時28分

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27日、中国の温家宝首相はオンラインでネットユーザーと交流し、物価や住宅価格の高騰などに関する20以上の質問に答えた。写真はコメやトウモロコシなどの穀物が売られている安徽省の自由市場。

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2011年2月27日、中国の温家宝(ウェン・ジアバオ)首相はオンラインでネットユーザーと交流し、物価や住宅価格の高騰などに関する20以上の質問に答えた。米華字ニュースサイト・多維新聞が伝えた。

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温首相が「両会」(全国人民代表大会と政治協商会議)の開幕前にネットユーザーと交流するのは今回で3年連続3回目。今年1月には初めて陳情に訪れた一般市民と直接対話も行っており、一部メディアからは「親民路線」を強くアピールし、国民の不満を抑えたいという中国政府の狙いが指摘されている。

温首相は「物価高騰が国民の生活や社会の安定にも影響を及ぼしている」と認めた上で、「党と政府は一貫して物価の安定を重視している。国民と政府が協力して物価問題を解決していくことを望んでいる」と訴えた。

また、住宅問題については「今年からの5カ年計画で、低中所得層を対象とした住宅を3600万戸新たに建設する。不動産市場への投機マネーの流入も防ぐ」と約束した。所得格差の拡大については「低所得層の給与水準の引き上げ、収入が高すぎる業界への“てこ入れ”を行う」との改善策を示した。

さらに、劉志軍(リウ・ジージュン)鉄道相の解任事件にも触れ、「どんなに地位の高い人物でも違法行為を行えば厳しい処分を下す」と汚職撲滅への決意も強調した。(翻訳・編集/NN)

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