中国人男性の精液の質の低下深刻、不妊の原因の40%占める―中国紙

Record China    2011年3月1日(火) 11時8分

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25日、重慶市で開かれた中華医学会による第5回生殖医学学術年会の報告によると、中国人男性の精液の質の低下が顕著なことがわかった。写真は上海市の精子バンク。

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2011年2月25日、重慶市で開かれた中華医学会による第5回生殖医学学術年会の報告によると、中国人男性の精液の質の低下が顕著なことがわかった。新快報が伝えた。

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記事によると同年会で、中国人男性の精液に含まれる精子の数が10年ごとに約10%ずつ減少していると指摘された。環境汚染、ライフスタイル、摂取する食物中のホルモン成分とも関係しているという。

中国では不妊が原因で離婚に至る夫婦も少なくなく、出産の夢をかなえるために体外受精を選択する夫婦も後を絶たない。重慶市ではすでに5000人の「試験管ベビー」が誕生しており、最近2年間は1000人以上を記録、毎年20%ずつ増加している。

専門家によると、不妊の原因に占める男性精子の問題の割合が、近年大幅に上昇している。90年代末から今世紀初めにかけては、不妊の原因の80%を女性側が占めていたが、現在はそれぞれ40%ずつで、残り20%はその他客観的要素だという。

男性の精子の質が低下している原因には、社会における激しい競争や仕事のストレスなど、男性の生活環境が大きく関わっているとみられている。(翻訳・編集/津野尾)

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