中国のソフトパワーって言われても…=ハードに比べ後れ著しい世界進出―中国

Record China    2011年2月23日(水) 16時15分

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18日、中国社会科学文献出版社は「文化ソフトパワー青書:中国文化ソフトパワー研究報告(2010)」を発表。中国のソフトパワーが世界の文化市場で占める割合は4%以下に過ぎないことが分かった。写真は北京の現代アートスポット「798芸術区」。

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2011年2月18日、中国社会科学院傘下の中国社会科学文献出版社は「文化ソフトパワー青書:中国文化ソフトパワー研究報告(2010)」を発表した。それによると、中国のソフトパワーが世界の文化市場で占める割合は4%以下に過ぎないことが分かった。米華字ニュースサイト・多維新聞が伝えた。

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中国では、ハードパワーの発展は著しいものの、ソフトパワーはそれに比べ遅れており、両者には大きな差が存在している。同報告書はその原因について文化体制や国民の素養を挙げ、世界の文化強国との競合過程において、中国には代表的な世界レベルの文化集団がなく、ハイテク技術を基礎とした文化産業全体の競争力が不足していることも原因の1つだと分析している。

また、世界の中国文化に対するイメージは中華民族の悠久・壮大な伝統文化の段階で止まったままであり、簡単な方法で現在の中国で何が起きているのかを世界に知らせる必要があると指摘。双方向のコミュニケーションを可能とする新メディアがソフトパワーを広める新たなチャネルになるだろうとしている。(翻訳・編集/HA)



   

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