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パンダの来日は「絶妙なタイミング」、日中関係改善の第一歩か―香港紙

配信日時:2011年2月23日(水) 9時29分
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21日、ジャイアントパンダの「比力」(ビーリー)と「仙女」(シエンニュ)が中国から上野動物園に到着した。香港紙は「絶妙なタイミング。両国の国民感情を改善する第一歩になるかもしれない」と報じている。写真は上野動物園入り口の売店で売られるパンダグッズ。
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2011年2月21日、中国から貸与されたジャイアントパンダの「比力」(ビーリー)と「仙女」(シエンニュ)が上野動物園に到着した。22日付香港紙・大公報は「絶妙なタイミング。両国の国民感情を改善する第一歩になるかもしれない」と報じている。中国新聞社が伝えた。

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中国が上野動物園にジャイアントパンダを貸与することに同意してからの日中関係は紆余曲折が続き、パンダの来日を今日まで引き延ばした。これまで何度も「親善大使」の役割を果たしてきたパンダが今回も日中間の数年にわたるこう着状態を緩和してくれるのではないかと期待が寄せられている。

中国外交の2大切り札といえば、「パンダ」と「孔子」だ。特にパンダは日中関係の親密度を図るバロメーターとなっている。パンダが初めて日本にやって来たのは日中国交正常化を果たした1972年のこと。1982年には10周年を記念してオスの「フェイフェイ」が来日し、中国は代わりに日本から第1次円借款3300億円を手に入れた。

1992年の20周年には、中国が天安門事件で国際的に孤立する中、日本の天皇陛下が初訪中を果たすと、近親交配を避けるため日本生まれの「ユウユウ」と北京の「リンリン」が交換された。2002年の30周年には上野動物園が日本政府にパンダの貸与を中国側に打診するよう求める。

2008年4月に「リンリン」が慢性心不全で死亡すると、同年訪日した胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席が日本滞在中に上野動物園につがいを貸与することに同意する。だが、その後の日中関係はゴタゴタが続き、2009年に鳩山由紀夫政権が発足するまでパンダ貸与についての交渉は停滞した。だが、鳩山政権もわずか9カ月で終えんを迎える。

注目すべきは「比力」と「仙女」の来日時期が絶妙である点だ。北方領土をめぐるロシアとの対立が激化し日本の外交が窮地に立たされているほか、菅直人内閣の支持率もついに20%を切るという局面に陥った。日本の政局はしばらく不安定な状態が続くとみられる。そんな時期に来日した2頭は日中の国民感情を改善する第一歩になるかもしれない。(翻訳・編集/NN)

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2011年2月21日 9時30分
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