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16日、シンガポール紙は「1番になりたいなら、中国は変わらなくてはダメだ」と題した記事を掲載した。写真は外国製携帯にそっくりの中国製携帯。
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2011年2月16日、シンガポール紙ザ・ストレイツタイムズは「1番になりたいなら、中国は変わらなくてはダメだ」と題した記事を掲載した。新華網が伝えた。以下はその内容。
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中国がついに日本を抜いて世界第2位の経済大国に確定した。さらに2020年には米国を抜いて世界一の座に就くと見られている。しかし、世界一への道は世界2位への道とは全く違うと覚えておいた方が良い。
急速に台頭した中国の特徴といえば▽世界最大の輸出大国▽世界最大のローエンド製品および違法コピー商品の生産地▽世界最大のエネルギー消費国および二酸化炭素排出国―が挙げられる。
だが、これからの10年間、中国はさらに注意深く発展モデルを選択していかなければならない。中国は安価な労働力、資源の無駄遣い、違法コピー商品の大量生産に頼り、2000年の世界第6位から世界第2位へと飛躍したが、もうこれ以上こうした発展モデルは続けられない。
中国の官僚たちが繰り返し言うように、中国の経済発展は「不均衡、不調和、持続不能」だ。そのため、来月発表される「十二五」(第12次5カ年計画、2011−15年)では国内消費の拡大、省エネ・環境保護などハイテク産業の推進などが宣言される見通しだ。
中国は世界最大の自動車、石炭、タバコの消費国から、鉄道、再生可能エネルギー、エコライフなどの分野で先駆者になりたいと願っている。だが、「政治の安定」と「大規模な騒乱が今後10年起きないこと」が絶対条件になる。果たせなければ、世界一など夢のまた夢だ。
中国ではいまだ1億5000万人が貧困にあえぎ、数億人が高すぎる不動産価格と医療費に悩まされている。中国政府はいつでも資産バブルを解消し、国民に繁栄の成果を感じさせることができるのか?それが出来て初めて群衆を操る真の力を得ることができ、経済を前進させられる。
世界第2位へと昇り詰めるまでには勢いも大きな力になっただろう。だが、世界一になるためには様々なテクニックとバランス感覚が不可欠だ。(翻訳・編集/NN)
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