中国の反応、「世界第2位」に“やや低いトーン”―米メディア

Record China    2011年2月17日(木) 10時26分

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15日、米メディアが世界の経済大国ランキングを発表、日本は2010年のGDPで中国に抜かれて第3位に転落したが、楽観論も広がる。写真は海南省で出荷を待つ輸出用の自動車。

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2011年2月15日、米オンライン新聞のクリスチャン・サイエンス・モニターが、世界の経済大国ランキングを発表した。日本は2010年の名目国内総生産(GDP)で中国に抜かれて第3位に転落した。中国新聞網が伝えた。

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それによると、1位は米国(GDP14兆6600億ドル)。以下、中国(同5兆8800億ドル)、日本(同5兆4700億ドル)、ドイツ(同3兆3000億ドル)、フランス(同2兆5500億ドル)と続いた。5位のフランスは、同じEUの英国やイタリアに抜きん出たものの、急成長を続けるインドとブラジルが背後に迫る。4位のドイツは新興国の需要にも応える輸出大国として、90年以降最も高い成長率(3.6%)を記録した。

3位転落の日本について記事は、潜在的経済力は劣っておらず、中国の経済成長は日本にとっても有利に働くと楽観視。それに対し世界第2位の経済大国となった中国は、1人あたりGDPではチュニジアやアンゴラと同水準の124位と低迷しており、国内での評価もやや低いトーンとなっている、と指摘した。

米国は世界最大の経済大国の座を守っているが、日本の次は米国だ、との懸念が広がっているという。国際通貨基金(IMF)の予測では、2020年に名目GDPで米国が中国に追い越されるとみられているが、国民1人あたりGDPではやはり米国が圧倒し、軍事力やソフトパワーを考慮すれば米国は依然として世界の中心だとの見方が優勢。しかし、今年米国で出版された中国系の著者の育児本「Battle Hymn of the Tiger Mother(母トラの戦歌)」が物議をかもすなど、米国人の間に中国の台頭を不安視する見方が強まっているという。(翻訳・編集/岡田)

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