日中GDP逆転、在日中国人留学生はどう見ているか―米紙

Record China    2011年2月15日(火) 19時10分

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14日、中国の昨年の名目GDP(国内総生産)が日本を抜いたことについて、在日中国人留学生はどう見ているのか?写真は1月、南京のビル建設現場。

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2011年2月14日、中国の昨年の名目GDP(国内総生産)が日本を抜いたことについて、在日中国人留学生はどう見ているのか?米紙ウォールストリート・ジャーナルが伝えた。

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週明けの14日、日本は1つの時代に終わりを告げた。世界第2位の経済大国の座を中国に明け渡したのである。だが、在日中国人留学生たちはこれを冷静に受け止めているようだ。早稲田大学大学院の博士課程に在籍する謝(シエ)さん(28)は「GDPは目的ではなく、経済成長のための道具。それよりも国民がどれほど気持ち良く生活しているかが大事。日本の暮らしは快適だ」と話す。

謝さんによれば、中国の1人当たりGDPは日本のわずか10分の1で、GDPの数値からは分からない多くの問題が存在する。例えば、農村部の貧困、汚染、国民の自由の抑圧など。多くの地域で先進国では当たり前となっているインフラ設備が整っていないのが現状だという。

このほか、東京の大学院に通う李(リー)さん(27)は「中国に抜かれたからといって、日本は劣等感を持たなくても良い」と話す。「日本は前進していないだけで、後退はしていない。経済成長著しい中国と比べれば衰退したと思われるかもしれないが、ハイテクなど多くの分野で優勢を保っている。本当の意味で中国が日本に追いつくのは容易なことではない」との見方を示した。

記事は、これが中国から日本に大挙する留学生たちの本音だと指摘した。日本学生支援機構(JASSO)によると、中国人留学生の数は2004年以降、最多を占めており、2010年5月の時点で全体の61%を占めた。2010年通年では前年比9%増の8万6000人に上っている。(翻訳・編集/NN)

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