パナマ運河のライバルに=コロンビア、中国の支援受け大西洋・太平洋連絡鉄道建設へ―英紙

Record China    2011年2月16日(水) 13時56分

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14日、英紙フィナンシャル・タイムズは、コロンビアが中国の支援を受け、大西洋と太平洋をつなぐ鉄道建設を計画していると報じた。パナマ運河に競合する新たな輸送ルート確立を目指している。写真は中国・合肥南環高速鉄道の建設現場。

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2011年2月14日、英紙フィナンシャル・タイムズは、コロンビアが中国の支援を受け、大西洋と太平洋をつなぐ鉄道建設を計画していると報じた。パナマ運河に競合する新たな輸送ルート確立を目指している。中国経済網が伝えた。

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すでにコロンビアと中国は大西洋・太平洋連絡鉄道についての協議を重ねている。線路長は220キロ。中国国家開発銀行が76億ドル(約6330億円)を投資し、中国中鉄集団が運営を担当する見通しだ。

パナマ運河は1914年に開通。以来、太平洋と大西洋とを結ぶ重要な交通ルートとして機能してきた。しかし、河道の幅と水深の問題から7万6000トン級以下の船舶しか通行できず、しかも通過には9時間が必要になるなどの問題もある。

こうした点に目を付け、パナマ運河に変わる存在を目指してきたのがコロンビアだった。中国の力を借り、いよいよ新たな交通ルートの開拓を始めることになる。中国にとってもその意義は大きい。高正月(ガオ・ジョンユエ)駐コロンビア中国大使は「コロンビアの戦略的地位はきわめて重要だ。我々は同国をラテンアメリカ諸国とつながる入り口と見なしている」とコメントした。(翻訳・編集/KT)

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