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9日、旧正月は中国の最も伝統的で代表的な祭日だが、年々「面倒くさい」「興味がない」と感じる人が増えていることが、調査の結果から明らかになった。写真は爆竹の残骸であふれる中国の街頭。
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2011年2月9日、環球網によると、春節(旧正月)は中国の最も伝統的で代表的な祭日だが、年々「春節など面倒くさい」「興味がない」と感じる人が増えていることが、調査の結果から明らかになった。
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環球網がネットを通じて行った5項目の調査によれば、人々の春節に対する意識には大きな変化が生じているという。「新年の挨拶」については、「携帯電話のショートメッセージで」が58.9%。「実際に訪問する」という割合は22%、「電話で」は15.7%で、「年賀状を出す」という人はきわめて少数だった。一方、「100件以上のショートメッセージを送信する」という人は8割以上に達するものの、それは同じ文面のメールを大量に送信するため。年賀メールをもらっても「返信が面倒」と感じる人は17%に上る。
「お正月ムード」については、「以前より薄くなった」が89.2%。生活が豊かになり、レジャーの選択肢も豊富になった今、お正月の娯楽性やお祭りムードは特別なものとして感じにくくなったようだ。お正月といえば「お年玉」だが、これについても「経済的な負担が大きい」「ワイロになり得る」という理由で否定的な見方が増えている。しかし、「必ずあげるべきだ」という人は65.9%で、15.9%は1000〜2000元(約1万2500〜2万5000円)もの額を包むと答えている。
「年越しにかかる支出」は増加の一途をたどっており、「月収相当」が24.1%、「月収の2倍かかる」が22.3%に上る。しかし70%の人が「新年の支出は浪費」とも考えており、お年玉や新年の届け物が経済的に大きな負担となっていることがうかがえる。その内訳は50%以上がお年賀とお年玉。
今年の春節に対する「全体的な印象」は、「春節は楽しかった」が34.1%。しかしその一方で、「特に何も感じない」が52.6%にも上り、その理由は「人付き合いがしんどい」「自慢話を聞くのがつまらない」のほか、経済的な負担を挙げる人が最も多かった。(翻訳・編集/岡田)
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