漁船が荒波により転覆、3人死亡2人行方不明―広東省湛江市

Record China    2007年1月8日(月) 15時46分

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強風と高波のため、漁に出ていた9人乗りの漁船が沈没した。水中で何時間も救助を待った漁師たちのうち、4人が命を失わずに済んだ。波間に無残な姿を見せる「00029号」。

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2007年1月7日の明け方、珠江で作業をしていた広東省湛江市の「00029号」漁船が沈没した。ここ数日、北方からの冷たい空気の南下の影響により、中国南海海域では海面の波が高くなっていた。

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この日の午前3時38分、交通部南海局の広東省救助センターは、「00029号」から緊急連絡を受けた。その後間もなくして同船は沈没したものとみられる。漁師全員が海に落ちて助けを求めた。南海局の大型船「南海112」がすぐに出動し、朝6時頃現場に到着、捜索を開始した。

この時の現場の風力は、「疾風」とされる7級(13.9〜17.1m/秒)で、波の高さは3mだった。このような状態での作業は困難を極め、午前8時になってようやく1人が救助された。この漁師の話によると、船に乗っていたのは9人。波が高いため、漁船は水をかぶって転覆したという。

現在までに漁船に乗っていた9人のうち7人が見つかったが、そのうち3人は死亡した。残り2人は行方不明のままであり、捜索が続けられている。

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