中国が欲しいのは洗練されたワイン文化=国営企業による仏シャトー買収で―英紙

Record China    2011年2月9日(水) 10時3分

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4日、中国国有企業による仏ボルドー・シャトーの買収劇に絡み、英紙が「中国人はフランスのシャトーをしきりに欲しがっている」と題した記事を掲載した。写真は海南省海口市のワイナリー。

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2011年2月4日、英紙フィナンシャル・タイムズは「中国人はフランスのシャトーをしきりに欲しがっている」と題した記事を掲載した。8日付で新華網が伝えた。以下はその内容。

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中国国有の食品会社・中糧集団(COFCO)が、フランスの有名なワイン産地ボルドー右岸のラランド・ド・ポムロール地区にあるシャトー・ド・ヴィオーを買収した。中国人のボルドーワインに対する情熱がうかがえる出来事だ。中国は昨年、英国やドイツを抜いて世界最大のボルドーワインの輸入国となっている。

ボルドーで旅行会社を営むフィリップさんはこう語る。「中国人はボルドーのワイン文化やワインの作り方まで手に入れたがっています。彼らが欲しいのは1本のワインに止まりません。自分たちが持っていない洗練された文化を求めているのです」。

英市場調査会社ユーロモニター・インターナショナルによると、2009年の中国によるフランス産ワイン輸入量は前年比55%増。これに比べ、チリ産の輸入量はほぼ横ばいだった。「中国でフランスワインは高級品。中でもボルドーは高い人気を誇っています。中国人は国産ワインではなくフランスの輸入ワインを飲むことがステータスなんです」と同社は指摘する。

だが、中国人の昨年の1人当たりのワイン消費量はわずか1リットル。西洋人の23リットルには遠く及ばない。また、ボルドーにある約8000カ所のシャトーのうち、中国人が所有するのはわずか4カ所だ。(翻訳・編集/NN)

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