各地の警察が次々に「ミニブログ」を開設=市民との交流を目的、効果に疑念も―中国

Record China    2011年2月7日(月) 12時32分

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2月5日、中国で500以上の地方警察当局が、一般市民との交流を目的に中国版ツイッターのミニブログのアカウントを取得していることがわかった。写真は貴州省貴陽市で交通整理に従事する警察官。

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2011年1月31日、シンガポール紙・ザ・ストレーツ・タイムズによると、中国の警察当局が中国版ツイッターのミニブログを通じて一般市民との交流を促進しようとしている。中国国内の500カ所以上の地方警察当局がミニブログのアカウントを取得、情報提供や意見交換などに利用している。2月5日付で新華網が伝えた。

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中国公安部の孟建柱(モン・ジエンジュー)部長が、1月に行われた全国会議で、ミニブログによる警察と市民の交流を奨励したことで、広東省警察当局が他の省に先駆けてミニブログを開設。他の地域もこれに追随する形で、警察当局によるミニブログ開設ラッシュが起こっている。

記事によると、警察当局と一般市民の関係が緊張感を増す中、当局もインターネットの力を無視できなくなっている。中国人民大学のある専門家は、一般市民の警察当局や司法当局との軋轢が社会問題発生の要因の1つになっていると指摘、警察がこうしたミニブログを通じて一般市民と意思の疎通を図ろうとすることは非常に有意義だと述べた。

同時に、警察がネット上に表立って姿を現すことで新たな問題も生まれているという。最近、大連市の警察官が、警察当局のミニブログアカウントを通して日本人AV女優・蒼井そらのブログを閲覧していたことが発覚しており、警察の体質が改善しなければ、ミニブログの利用も市民との関係改善には役に立たないとの声も上がっている。(翻訳・編集/岡田)

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