台湾に30万人の大陸妻が生活―中国紙

Record China    2011年2月7日(月) 13時57分

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5日、現在台湾には約30万人の大陸出身妻が生活しているという。写真は福建省アモイ市で行われた「両岸集団結婚式」。中台3都市出身の26人が参加、13組のカップルが誕生した。

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2011年2月5日、北京晩報によると、現在台湾には約30万人の中国大陸出身の配偶者が生活しているという。

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旧正月で元日の翌日にあたる4日、台北市万華区にある集合住宅の1階で、淑玲(シューリン)さんは台湾人に嫁ぐために大陸からやって来た新婦のために宴会を催した。実際には、宴会といっても、自身が経営する7、8テーブルほどしかない牛肉ラーメン店を無料開放し、牛肉ラーメンや餃子を提供しただけで、お金は数千台湾ドル(約1万円前後)ほどしかかかっていない。

57歳になった店主の淑玲さん自身、台湾人に嫁ぐため十数年前にこの地に渡ってきた。1日も休まず、1人で牛肉ラーメン店を切り盛りしている。そして3度の結婚。今の夫とは一緒になってまだ6年が過ぎていないため、台湾IDがまだない(注)。牛肉ラーメン店は、「中華両岸婚姻協調促進会」の援助で開くことができたという。

山東省出身の月美(ユエメイ)さんは、「今年は絶対帰郷しない」と言いながら目頭を赤らめた。月美さんは台湾人の夫と結婚して十数年になるが、前夫との間に生まれた娘がまだ小さいことを理由に、数年前まで台湾に来たこともなかった。大学に入学した娘の成長を見届けて、今は台湾での生活を始めたところだ。だが、娘も台湾に来ることができず、自分も帰れないことを思うと、涙を抑えることができないという。

注:大陸出身妻による台湾IDの申請資格取得には婚姻成立後8年間が必要だったが、09年6月の法改正により、大陸妻は結婚後すぐに台湾移住を許され、6年間の台湾居留期間を経て申請が可能となっている。(翻訳・編集/津野尾)

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