中国式スパルタ教育は本当に優れているのか?中国国内でも見直し求める動き―米紙

Record China    2011年2月1日(火) 13時2分

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26日、米紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは記事「中国の親たちは楽しい子育て理念を受け入れつつある」を報じた。最近、中国のスパルタ教育が話題となっているが、当の中国でも楽しく学ぶ教育へと転換が始まっているという。写真は中国の小学校。

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2011年1月26日、米紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは記事「中国の親たちは楽しい子育て理念を受け入れつつある」を報じた。29日、環球時報が伝えた。

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1月、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、イェール大学の蔡美児(ツァイ・メイアル)教授のコラムを掲載。蔡教授は「ピアノのおけいこで失敗したら深夜まで練習させる。その間はトイレも行かせず、食事を与えない」「失敗したら客前でも『ゴミ』と叱りつける」などのスパルタ教育法を披露し、厳格な中国式教育のほうが優れており、中国人が社会で成功する理由だと主張した。

蔡教授のスパルタ教育は世界各地の親たちを驚かせた。しかし、その中国でも今やスパルタ教育から子どもたちに楽しく学ばせる教育への転換が提唱されている。中国人口宣伝教育センターによると、中国では3000万人以上もの子どもたちが抑うつ症状に悩んでいる。中高生の84%はやる気がでない、ストレスが大きすぎるとの悩みを持っている。

現時点では中国の親の大半はまだ伝統的スパルタ教育を放棄してはいない。しかし、激烈な競争の末、子どもたちが取り残されてしまうことを心配しているという。(翻訳・編集/KT)

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