老人ホームが富裕層の最後の居場所に、年に1度も子供と会えないケースも―中国

Record China    2011年1月30日(日) 12時25分

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28日、中国で老人ホームが富裕層の最後の居場所となりつつある。40%弱は年に1度も子供と会えていないという。写真は天津の老人ホーム。

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2011年1月28日、中国で老人ホームが富裕層の最後の居場所となりつつある。40%弱は年に1度も子供と会えていないという。広州日報が伝えた。

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広東省仏山市順徳区では60歳以上の老人が15万人を数える。年収3万元(約37万5000円)以上の層が全住民の88%を占めるこの地域では、老人たちは「富上代」(先代の富裕層)と呼ばれている。

しかし老人たちの多くは孤独な生活を送っている。高級な携帯電話、自動車、あるいは豪邸。彼らの物質的な条件は恵まれている。しかし、40%弱の老人は年に一度すら子供と会う機会がないという。孤独な生活よりはいいと豪邸を捨て、老人ホームに入所することを選んだ人も少なくない。

現在、改訂作業が進められている老人人権権益保障法には、子供の義務として「たびたび実家に帰り親に会うこと」という規定が盛り込まれる見通しだ。核家族化など伝統的な家族形態が変わるなか、老後の生き方という新たな社会問題が浮上している。(翻訳・編集/KT)

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