<大気汚染>中国は光化学スモッグの観測体制を整えるべきだ―人民大教授

Record China    2011年1月25日(火) 13時10分

拡大

21日、中国で公表される大気汚染情報が二酸化硫黄(SO2)と粒径10μm以下の浮遊粒子状物質(PM10)のみであることに対し、中国人民大学の専門家が「光化学スモッグなど他の有害物質の情報も加えるべきだ」との考えを示した。写真は上海。

(1 / 2 枚)

2011年1月21日、中国で公表される大気汚染情報が二酸化硫黄(SO2)と粒径10μm以下の浮遊粒子状物質(PM10)のみであることに対し、中国人民大学の専門家が「光化学スモッグなど他の有害物質の情報も加えるべきだ」との考えを示した。24日付で網易探索が伝えた。

その他の写真

中国人民大学法学院の竺効(ジュー・シャオ)副教授が中国紙・科学日報の取材で語った。竺副教授はまた、「大気汚染は都市部に集中しているが、中心部、新興地区、周辺地区といった広い範囲で定点観測を行うべきだ」としたほか、「観測のやり方もいまだに煤(ばい)煙濃度の測定が主流で、光化学スモッグや温室効果ガスの測定がされていない」と指摘、改善すべきだとの考えを示した。

中国人民大学法学院と公衆環境研究センターは19日、国内外30都市の「空気の質の情報公開度指数」(AQTI)を発表したが、中国は世界的に環境基準設定が当たり前になりつつある微小粒子状物質(PM2.5)の数値が含まれていない独自の大気汚染指数(API)を採用しているため、海外の先進国・地域と比べ評価は低かった。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携