四川大地震、「復旧作業は基本的に完了」と省長―四川省

Record China    2011年1月22日(土) 13時18分

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18日、四川省の蒋巨峰省長は同省人民大会席上で「政府工作報告」を発表、08年に発生した四川大地震の基本的な復旧工事が完了したと語った。写真は10年11月、震源地の四川省ぶん川県。

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2011年1月18日、新華網によると、四川省の蒋巨峰(ジアン・ジューフォン)省長は同省人民大会席上で「政府工作報告」を発表、08年に発生した四川大地震の基本的な復旧工事が完了したと語った。中央政府による「3年間の復旧計画を2年間で完成すべし」との目標を実現した形になる。

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蒋省長は2010年に四川省政府が計算したデータを振り返り、「国の復旧計画に含まれる部分では92%の項目が完成、総投資額のうち90%にあたる部分が完了した。農村地区の住居再建については2010年の旧正月前後に完成、都市部の再建は2010年5月末に完成した。学校や医療機関などはそれぞれ96%、90.2%完成した」と語った。

生活面においては、176万5000人の被災者に対し就業支援を行った。特に被害が大きかった36万人には経済的な支援を実施。地質検査は2041項目に及び、危険な地域に住む2万7473戸の転居作業も行われた。

「被災地域ではすでに2739の新たな命が誕生した」と蒋省長。当時、多くの子どもたちが被害に遭い命を落としたが、子どもを失った家族に対しては無料で出産相談などを行っている。

省政府は2010年、災害復旧の重点を産業振興や就業促進・貧困支援に置いて計画を立案実施し、「大きく進展が見られた」という。さらに、2011年の目標については「漏れがないよう今まで以上に力を入れて取り組みたい」としている。(翻訳・編集/小坂)

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