<知的障害者強制労働事件>各地に障害者派遣の夫婦を逮捕=県政治協商会議委員の要人―四川省達州市

Record China    2011年1月18日(火) 11時8分

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13日、四川省達州市渠県で知的障害者を軟禁、労働を強いていた事件で、県検察院は調査を経て、主犯の2人の逮捕を認可した。写真は新疆ウイグル自治区で労働を強いられていた知的障害者ら。

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2011年1月13日、四川省達州市渠県で知的障害者を軟禁、労働を強いていた事件で、県検察院は調査を経て、主犯の2人の逮捕を認可した。17日、検察日報が伝えた。

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逮捕が認可されたのは曽令全(ズン・リンチュエン、男性、46歳)と李樹瓊(リー・シューチオン、女性、45歳)の夫婦。曽は県第12期政治協商会議委員、県工商聯合会副会長の職にあった。昨年12月、警察が身柄を拘束していた。

取り調べによると、2人は1993年より合法的な手続きを経ることなく、物乞い、精神障害者、知的障害者を集め、豚の世話や農業などの労働を強いていた。1998年には渠県物乞い収容所(後に渠県渠江鎮障害者自強隊と改名)を創設。

さらに多くの人々を監禁し、簡単な訓練を行った後に、新疆ウイグル自治区、北京市、天津市、広東省、湖南省、四川省など各地の化学工場、建築現場、炭鉱などで働かせていた。現場では管理者により自由を奪われ、暴力で脅されて重労働に従事させられていたという。

障害者らに一切、報酬は支払われることはなかった。2人は延べ130人余りを派遣することで、300万元(約3760万円)余りの利益を不当に得ていた。事件発覚後、マスコミが大々的に報じ、ついに今回の正式な逮捕へとつながった。(翻訳・編集/KT)

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