ノーベル賞が欲しい中国、受賞者を多数輩出の日本に学んだら如何?―NZ紙

Record China    2011年1月17日(月) 11時59分

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13日、ニュージーランド紙は「ノーベル賞は日本を中国の手本に変えた」と題した記事を掲載した。写真は山東省にある科学技術館。

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2010年10月13日、ニュージーランド・ヘラルド紙は「ノーベル賞は日本を中国の手本に変えた」と題した記事を掲載した。世界新聞報が伝えた。以下はその内容。

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100年以上もの間、唯一無二の最も権威のある学術文化賞と言われているノーベル賞。2010年は日本人が2人も受賞し、中国人を悔しい気持ちでいっぱいにさせた。第2次大戦後、外国の先端技術を積極的に導入・消化し、応用技術の開発に力を注いできた日本人。1995年からは国を挙げて「科学技術創造立国」を目指す取り組みを開始、2001年には「21世紀の最初の50年で30人のノーベル賞受賞者を輩出する」との目標を掲げた。日本が近年、ノーベル賞受賞者を頻繁に輩出しているのは、こうした取り組みと深い関係がある。

中国も同じように科学重視路線を歩もうといくつかの国家重点プロジェクトを立ち上げたが、なかなか前に進まない。体制や教育、国民の素養などがその元凶とされているが、実は科学的な精神が根付いていないことが本当の原因だ。文学もまた然りで、「日本の戦後文学の代表」と呼ばれる大江健三郎氏のような作家が育っていない。「80後」と呼ばれる80年代生まれの新人類作家たちが注目を浴びた時期もあったが、彼らの勢いは長く続かなかった。

ノーベル賞授賞の最低条件は「作家が独自の価値観を持っていること」。社会や政治にがんじがらめになっていてはならないが、今の中国文学は商業重視で現実と歴史の真実を全く視野に入れていない。中国人の精神は実は1度も国境を超えたことがない、という人がいるが、中国人は外国人に認められたいという自己顕示欲や名誉欲を満たすためだけにノーベル賞が欲しいと思っている。だが、日本が歩んできた道こそが中国が進むべき道だ。中国は日本を手本にした方が良い。(翻訳・編集/NN)

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