不倫防止に?中国で婚姻データベース公開、米国ネットユーザーが注目―米国メディア

Record China    2011年1月12日(水) 22時45分

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11日、中国の北京市と上海市、陝西省の3省市で婚姻届の情報データベースを公開するサービスが試験的に開始された。写真は中国・江西省南昌市で、夫の不倫現場を目的した妻が怒りのあまり夫の車を破壊した騒動の現場。

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2011年1月11日、環球網によれば、中国の北京市と上海市、陝西省の3省市で婚姻届の情報データベースを公開するサービスが試験的に開始された。米国のワシントンポストやFOXニュース、ハフィントン・ポストなど多くのメディアがこれについて伝えるとともに、ネット上でも中国における結婚への誠実さの実態に注目が集まっている。

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米国の政治ブログ・ハフィントン・ポストが5日、「中国で婚姻状況のデータベース化が計画されている」と伝えると、米国のネットユーザーが「愛人を囲うことを取り締まる目的だ」と指摘。都市化が進むとともに、人と人のつながりが希薄になりつつある中国で、農村に妻を残して都会へ出稼ぎに行く男性も多く、女性にとっては男性が本当に未婚者なのかどうかを確認するのは非常に難しいのだという。また、自分が実際に恋人にとってどのような存在なのかを確認するための手段でもあるという指摘も多い。

こうしたデータベースは政治家や芸能人にも適用すべきサービスになるだろうという指摘や、中国では婚外恋愛への許容度が比較的高いことから、こうしたデータベースはあまり意味がなさないのではないかという声も。「不倫行為を抑制することができずとも、少なくとも社会道徳を守る方向に社会が動いたのは意義あること」「個人情報の公開に問題はないのか」「中国人女性を囲う香港人・台湾人・在外華僑こそ問題だが、この制度では彼らは適用外」など、さまざまな意見が飛んだ。また「さらに自由な米国にこそ、こうしたデータベースが必要なのではないか」と指摘するネットユーザーもいるという。(翻訳・編集/岡田)

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