お家芸の流出に懸念の声も、中国が外国人への卓球指導へ―英メディア

Record China    2011年1月2日(日) 14時38分

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12月27日、長年「卓球界の覇者」として君臨している中国が、外国人選手の育成を始めることがわかった。写真は10年10月、江西省で行われた卓球試合。

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2010年12月27日、英デイリー・テレグラフ紙によると、中国は長年「卓球界の覇者」として君臨し、どの国際大会も中国選手ばかりが活躍することに不満の声が出ていたが、中国が外国人卓球選手のトレーニングを始めることが分かった。上海にある卓球専門の学校が外国人選手の受け入れを始めるという。環球網が伝えた。

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9月から外国人選手の受け入れを始めるのは上海卓球学院。同校の責任者は「中国は卓球界を極めており、外国人選手を育成することも中国の義務だ」とした上で、試合の競技性を高めることが目的だと話した。入学する外国人選手が一定水準の技術を有していれば理論面を中心とした教育を行い、技術的に不足があれば実践を教え、技術と戦略の双方とも重視した教育を施すと説明している。

教師陣にはかつて中国の名将とうたわれた劉国梁(リウ・グオリャン)氏もいる。北京オリンピックでは中国チームのヘッドコーチも務めていた。トレーニングは毎日7時間。年間を通じて休日は2週間もなく、トップクラスの中国人選手に混じっての練習に外国人選手がついていけるか懸念されるほど濃密な内容だという。

しかし一方では、中国の“お家芸”ともいえる卓球を外国人に教えることに反対する意見も出ている。(翻訳・編集/岡田)

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