丹羽大使の「日本と中国は夫婦関係にも勝る」発言に中国の学者が反論―米華字紙

Record China    2010年12月28日(火) 11時31分

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26日、南京を訪問した丹羽宇一郎・駐中国日本大使が「日中関係のきずなは夫婦関係にも勝る」と発言したことに対し、中国の学者が「日米こそが夫婦だ」と反論した。写真は26日、重慶市の「6.5重慶防空壕大爆撃」記念館で献花する社民党の服部良一・衆議院議員。

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2010年12月26日、江蘇省南京市を訪問した丹羽宇一郎・駐中国日本大使が「日中関係のきずなは夫婦関係にも勝る」と発言したことに対し、中国の学者が「日米こそが夫婦だ」と反論した。米華字メディア・多維新聞が伝えた。以下はその内容。

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日本の大使は「日中関係は『夫婦関係』にも勝る」と言ったが、日本と米国こそが真の夫婦だ。1945年8月、日本が降伏すると40万の米軍がすぐさま日本に進駐。米兵たちは、午前中こそ強面でカービン銃を携えたが、午後は私服に着替えて武器も持たずに街中を練り歩き、夜は日本女性と優しい夢の世界に浸った。米占領軍はその方面の要求は一切しなかったが、日本の保守的な政府はあらゆる手を尽くして米軍を楽しませようとした。

数日前までは「鬼畜」だったのが、日本の国土を一歩踏めば大切な外国人の「ムコ殿」に早変わり。日本政府は大勢の若い日本女性を米軍人たちの“臨時夫人”としてあてがった。米政府は当初、15年で占領を終わらせる計画だったが、日本は「サンフランシスコ講和条約」で独立を宣言する一方で、「日米安全保障条約」(旧安保条約)も結び、自ら進んで米占領軍との「結婚」を世界に宣言したのである。

1960年、皇太子殿下は昭和天皇の代わりに訪米し、ハワイの国立太平洋記念墓地(パンチボール)、ワシントンのアーリントン国立墓地で相次いで献花し、「戦後の米国の日本に対する支援と協力」に感謝した。それから50年、日米の「おしどり夫婦」は今年、金婚式を迎えた。

今回、南京を訪れた日本の大使は30万人の犠牲者が眠る記念館で献花しなかった。それどころか、中国各地に「抗日戦争記念館」が多すぎる、「抗日」の二文字は日本の国民感情を損なう、と中国政府に抗議したという。「夫婦関係」とは良く言えたものだ。それに、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件直後には「ムコ殿」である米国を呼んで「尖閣奪還作戦」と銘打った大規模な統合演習を実施したばかりではないか。(翻訳・編集/NN)

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