<朝鮮半島情勢>北朝鮮が挑発行為を止めたのは「中国の圧力が効いたから」―米紙

Record China    2010年12月28日(火) 7時23分

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23日、米紙は「北朝鮮が再び挑発して来ないのは中国の介入が効いたから」と題した記事を掲載した。写真は中国・丹東側から見た中朝国境を流れる鴨緑江。

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2010年12月23日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは「北朝鮮が再び挑発して来ないのは中国の介入が効いたから」と題した記事を掲載した。27日付で新華網が伝えた。

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記事によると、米国政府は北朝鮮が韓国を砲撃した後、中国が介入し、北朝鮮にこれ以上挑発的な態度に出ないよう説得したことが効いていると認識している。韓国軍は20日、延坪島西南の海域で実弾射撃訓練を実施したが、北朝鮮は事前に警告したような報復攻撃には出ず、「反応する価値もない」と表明しただけだった。こうした態度の急変について、米国政府は中国が影響力を行使した結果だと受け止めているという。

中国は韓国の哨戒艦「天安」の沈没事件から北朝鮮による砲撃事件まで、米国の再三の圧力にも関わらず、北朝鮮への批判を避けてきた。今月19日に開かれた国連安保理の緊急会議でも、中国の強い反対で議長声明は採択できなかった。だが、米政府関係者によると、先月公開された新たなウラン濃縮施設を始めとする最近の北朝鮮の好戦的な行動に中国も「そろそろ行動を起こすべき時期」だと考えたようだ。

中国がどのような方法で北朝鮮に圧力をかけたのかは不明だが、胡錦濤国家主席の1月の訪米に合わせた手土産だとする見方もある。米中関係は人民元問題などで疎遠になりつつあるが、中国側はこの時期にこれ以上の関係悪化は絶対に避けたい考え。だが、記事によると、これを国際社会に認めることは北朝鮮との関係上、「できなかった」と中国の情報筋は語っている。(翻訳・編集/NN)

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