<米中>中国の軍拡に侵略の意図はない、冷戦という名の平和を目指せ―米華字メディア

Record China    2010年12月22日(水) 4時30分

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15日、国際関係アナリストのニック・オッテン氏はコラムを発表。米中関係改善の最高のタイミングをどのように計るべきか分析した。写真は3月、天津の米中合資太陽電池工場を視察するジョン・ハンツマン駐中国米国大使。

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2010年12月15日、国際関係アナリストのニック・オッテン氏はコラムを発表。米中関係改善の最高のタイミングをどのように計るべきか分析した。米中国語ニュースサイト・多維ニュースが伝えた。以下はその内容。

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米中は深い経済的依存関係にあり、また互いに政治的かけひきをする相手であるにもかかわらず、米国には明確な対中政策方針の表明がない。ゆえに米中が衝突、あるいは和解する時、米国は常に臨時の決定を迫られることになる。そればかりか、未来の世界秩序が多極体制に移行することを認めつつも、その中で米国がどのような役割を演じるのか、明確な図を描けないままでいる。

一方、中国の戦略は実際的だ。国家の安定と統一を最優先に置き、そのために持続的な経済成長の実現による共産党の地位の保証を目指している。外交政策もこの目的に沿って、発展を有利にする安全な外部環境を整えることを目指している。

過去半世紀弱の冷戦期においては、ソ連と米国の軍事的均衡が平和をもたらしてきた。同様のことが中国に対しても可能だろう。中国が軍拡を進めているとはいえ、侵略の意図を示す証拠はない。

中国は今、軍事バランスの均衡を得ようと考えているのだ。こうした均衡が45年間の冷戦期における平和をもたらしたことを米国ははっきりと記憶しておくべきだ。(翻訳・編集/KT)

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