2010年は自然災害が多発、死者26万人に―米メディア

Record China    2010年12月21日(火) 13時53分

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19日、2010年の自然災害による死亡者数が世界全体で26万人を超える見込みであることが分かった。写真は8月、中国甘粛省舟曲県で起きた土石流災害。

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2010年12月19日、AP通信によると、2010年の自然災害による死亡者数が世界全体で26万人を超える見込みだという。20日付で環球網が伝えた。

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世界保健機関(WHO)の統計によると、今年の世界の自然災害による死亡者数は11月30日までで既に25万人に達している。ハイチなどの被災地でまだ正確なデータが把握されていないことなどを考慮すると、今年の死亡者数数が26万人を超えるのは確実だという。

09年の世界の自然災害による死亡者数が1万5000人程度であったことと比較すると、今年がいかに突出しているかが分かる。死亡者数は過去約40年で最多を記録し、経済的な被害は香港の経済規模を超える2220億ドルに上るとみられている。

今年、多くの犠牲者を生んだ自然災害には、1月に発生したハイチの大地震、7月のパキスタンの洪水、8月のロシアの山火事のほか、チリやトルコ、中国で発生した地震や土石流などがあり、各国に人的な犠牲だけでなく、経済的にも大きな被害をもたらした。こうした状況から、記事は「2010年は世界にとってまさに“災難の年”だった」とし、その主な原因は人類自身の行動にあると指摘している。

ロシアの記録的な暑さなど、世界各地で極端な天候が発生したことについて、ある科学者は地球温暖化の影響だと指摘、「人口増加に伴う都市化の進展など、昔に比べて人々がより密集して生活するようになっている。こうした条件下で地震や台風、洪水などの大型自然災害が発生することによって、より多くの犠牲者を生んでいる」と分析している。(翻訳・編集/HA)

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