技術は日本製、中国のハイアールが「Made in CHI-PAN」の洗濯機を発売へ―日本

Record China    2010年12月14日(火) 21時58分

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14日、シンガポール華字紙は、中国の家電最大手、ハイアール(Haier)が来年、「Made in CHI-PAN」表示の洗濯機を日本で販売すると報じた。写真は南京の家電量販店に並ぶハイアールの洗濯機。

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2010年12月14日、シンガポール華字紙・聯合早報は、中国の家電最大手、ハイアール(Haier)が来年、「Made in CHI-PAN」表示の洗濯機を日本で販売すると報じた。中国ブランドではあるものの、技術は「日本製」であることをアピールする狙いだ。

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ハイアールは2002年に日本進出を果たした。三洋電機との提携で着実にシェアを伸ばし、2009年には洗濯機市場で3%を獲得するまでに成長。最近は、値段の安さだけでなく、「日本人技術者による開発」を売りにした新戦略を展開中だ。山東省の本社敷地内では10数人の現地技術者を率いる日本人技術者たちの専門チームが日夜、開発・設計に励んでいるという。

例えば、洗濯機部門には大手住宅設備メーカー、TOTOの元技術者もいる。この技術者はTOTOで高性能の食器洗い機を開発したこともあるが、良い処遇が受けられず、昨年、ハイアールに転職した、と記事は紹介した。

「Made in CHI-PAN」の洗濯機は来年、日本で販売される予定だという。ハイアールは「日本の技術」を前面に押し出すことで、消費者に質の高さをアピールし、5年後には洗濯機市場でのシェアを3%から10%に増やしたい考えだ。

だが、日本国内ではこうした動きを懸念する声も聞かれる。中国ブランドの家電は価格の面ですでに日本製より優位に立っているのに技術面まで日本製と変わらなければ、「家電王国」日本の地位が揺らいでしまうのではないか、というものだ。(翻訳・編集/NN)

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