南アフリカの中国人工場経営者、悩みは現地従業員の低い労働意識と高い最低賃金―カナダ紙

Record China    2010年12月13日(月) 8時19分

拡大

7日、カナダ紙が、南アフリカで工場を経営する中国人の苦悩をレポートした。写真は中国の労働者。

(1 / 4 枚)

12月7日、カナダ紙グローブ・アンド・メールは、南アフリカで工場を経営する中国人の苦悩をレポートした。11日付で環球時報が伝えた。

その他の写真

中国で生まれ育ったレイモンド氏(仮名)は国内のし烈な競争を避けて、南アフリカ共和国でチャンスをつかもうと決意したという。彼はそこで服飾工場を所有、安定した利益を得るまでになった。だが彼は、現地従業員に対する賃金を、法の定める最低賃金より低く抑えているという。

記事によると、南アフリカでも貧困地域に属するニューキャッスル市には、同じく服飾工場を経営する中国人が数十人いる。周辺地域の失業率は60%を上回っているため、これらの工場には人手不足というものがない。だが中国人経営者たちは共通の大きな問題を抱えているという。「のろのろと」働く現地人に見合う給料を自分たちが計算すると、どうしても最低賃金を下回ってしまうというのだ。レイモンド氏は「中国人は明日の良い生活のために今日を頑張るが、南アフリカ人は『明日死ぬかもしれないから、今日を楽しく生きよう』と考える」と話す。

こうした労働意識の違いから、現地では労使紛争が頻繁に発生しているという。この問題を解決するために、ある中国人経営者は現地の労働組合を積極的に導入した。その結果、労使間の衝突が収まったという。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携